120km台の球速で抑える抜群の制球力
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総評
最速120km台という球速ながら、コーナーを突く抜群の制球力で抑え込み九州大会決勝位まで1人で投げ抜いた。
変化球はスライダーとシンカーで左右に散らし、打者の打ち気を利用して打たせて取る投球が上手い。
秋以降は公式戦をほぼ1人で投げ抜いて12試合11完投するなど、スタミナ面も評価できる。
九州大会準決勝では今年のドラフト候補の中で注目を集める最速149kmの山口翔(熊本工)と投げ合い、最速120km台の安田が投げ勝った。
与四球数の少なさは制球力の良さを表しているが、カウントが3ボールになっても落ち着いてコーナーを攻めることができる気持ちの強さも特徴的だ。
ランナーを出しても動じず、淡々と自分の投球を崩さないため常に安定した成績を残せている。
この球速ではプロは考えにくいが、昨今の球速を追い求める風潮と逆のことで結果を残せている投手は注目を集めるだろう。
センバツで安田の投球を見る人はきっと驚くはずで、その中でしっかり抑えることを楽しみにしている。
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