データで語るドラフト・育成論

成績・データからドラフト候補や若手選手の育成状況についてまとめているブログです。高卒ルーキー・新人王候補・独立リーグの成績は定期更新。

【プロ野球2019】高卒ルーキー2軍成績・6月終了時点

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6月が終わり2軍もシーズンの半分を超えてきた頃で、高卒ルーキー達にとってはこれから正念場の夏を迎えます。ここからが1年目に最も成長する時期で、たった1ヶ月で見違えるほどに変わる選手も出てくるはずです。

そんな高卒ルーキーたちの現時点での成績をまとめてみました。

投手成績

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 6月中の高卒ルーキー投手の大きな動きと言えば、日本ハムの吉田輝が1軍初登板を果たしたことですね。初登板では2軍でも投げたことが無い5イニングを投げ切り、1失点で抑えて見事プロ初勝利を挙げました。流石甲子園で最も注目を集めたドラフト1位投手という活躍を見せてくれましたね。ただ次の1軍登板では3回を投げて5失点で降板という、プロの壁を味わったといえる内容でした。ですが高卒ルーキーということを考えればまだまだこれからの投手で、しかもしっかりと初勝利を挙げてるのですからこれから先が楽しみな逸材と言えるでしょう。おそらくこれからは2軍でしっかり投げさせていくはずで、1軍に必要な技術やパワー、身体作り、投球術などを習得していくことになるでしょう。もうむやみに1軍に上げず、しっかり2軍で育てていって欲しいですね。

2軍で吉田輝に続くのは日本ハムの柿木ですが、6月は2軍で2試合3イニングを投げて、無失点の成績です。今のところ先発では無くリリーフとして起用している感じで、徐々に成績が改善していってます。まだ1軍を考えるのは難しいですが、今のところ順調にきてると言えるでしょう。

5月好成績を残していた中日の垣越は6月はやや苦戦しました。2試合7イニングを投げて9失点の成績で、防御率がかなり上がってしまいました。2軍とは言え他のルーキーと同じくプロの壁に当たってますね。ですがしっかり2軍で経験を積めているので、このまま投げさせて育てていく方が良いでしょう。実戦で投げることで学べるものが沢山ありますから。

楽天の引地は2試合6回1/3を投げ6失点、巨人の戸郷は1試合4回を投げ4失点の成績でこちらの2人もプロの壁に当たっています。長いイニングを安定して投げることの難しさを1番感じる頃でしょう。

DeNAの宮城は1試合5イニングを無失点に抑えて好投しました。育成選手ながらここまで順調に投球回数を増やしていて、防御率でも投球回上位陣に引けを取らないですし、とても楽しみな投手ですね。

ロッテの古谷は3試合12イニングを投げ7失点。失点は多いですが、6月に多く投げることができていて順調ですね。

DeNAの勝又は5月に怪我で殆ど登板できませんでしたが、6月に1/3イニングを投げてようやく復帰してこれました。怪我前は調子が良かったので、またここから力を取り戻してほしいですね。

ヤクルトの鈴木・市川は共に1試合ずつ登板。まだ長いイニングを投げさせてもらう状態にはなっていませんが、ここから登板機会を増やしていけると良いですね。

他の投手は6月は2軍戦に登板していません。各球団の判断によりますが、まだ実戦で投げさせる段階では無い投手もいるのでしょう。ですがこれから登板する投手も出てくると思うので、それが楽しみですね。

 

打撃成績

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 オリックスの宜保が5月終了時点に引き続き、高卒ルーキーでの打席数がダントツで266打席に到達しました。このペースなら十分400打席以上を経験することができ、高卒ルーキーとしてはとても多く試合経験を積むことができるでしょう。太田椋が怪我から戻ってきましたが、それでもスタメンで起用されていて球団としても力を入れて育てているのが分かります。成績を見るともう少し上がってきて欲しいところですが、高卒ルーキーはここからが1番伸びる時期だと思いますので、期待したいです。

中日の根尾も200打席を超えていて、2軍漬けでしっかりと育てられていますね。成績の伸び悩みが気がかりですが、根尾の持ってる身体能力や潜在能力が開花することに期待して、しっかり試合に出していくのは良いと思います。現在は1軍のことは考えず、自分の今の課題としっかり向き合って欲しいですね。

日本ハムの野村佑・広島の林も順調に試合経験を積んでいますね。ただ彼らも宜保や根尾と同様、現時点での成績は伸び悩んでると言えます。長打力は光るものを持っているので、あとは確実性を上げていくことですね。スラッガー候補としても見られてると思うので、しっかりと力をつけてきて欲しいです。

広島の小園は6月に1軍昇格し、1軍プロ初安打の結果を残しました。昇格理由は1軍ショートの田中が不調というチーム事情からですが、どんな理由であれ1軍で結果を残せたのは今後に活きることでしょう。ですが守備でたびたびエラーするなど課題もはっきりと出てきたので、今後は2軍でしっかり育てていく必要がありますね。

ロッテの藤原は現時点でOPS.600を超えていて、今後が期待できる打撃成績になってきました。まだ打率の低さや三振率の高さなど課題は沢山ありますが、そうした課題をしっかりクリアしていって、力をつけて欲しいですね。

巨人の山下航は6月も素晴らしい成績を残しています。打率.300超え、OPS.800超えを維持していて、長打も増やしてきてます。5月末に引き続きこの世代でトップの活躍ですね。もうすぐ200打席に到達し、岡本の1年目の成績を遥かに超える成績を残す可能性が強くなってきました。

阪神の小幡・日本ハムの万波・ロッテの山口は3人ともOPS.600超えで好成績です。小幡は当初は全く打ててなかったですが、ここまでよく成績をあげてきましたね。

打席数の少ない中ですが、ヤクルトの濱田・広島の中神OPS.700台で期待できる成績を残しています。まだまだ試合に出れば伸びてくると思うので、シーズン200打席以上を目処に試合に出していって欲しいですね。

中日の石橋OPS.600台で好調で、1軍昇格の可能性を示唆するニュースも出ました。ただ、まだ2軍でやることは山ほどある選手だと思いますし、焦らせずにしっかり力をつけてきてからでも良いでしょう。

石橋以外の捕手の日本ハムの田宮・DeNAの益子・西武の牧野ら捕手陣は、まだ打撃に課題がありますが、試合には出ていますし捕手としての経験も積めていますね。1年目は覚えることが山ほどあると思いますので、まずは2軍でしっかりそれらを身につけていくことが大事です。

広島の羽月や怪我から復帰したオリックスの太田OPS.600にこそ到達していませんが、打撃自体は悪くないものを持っていそうですし、なかなか試合に出れなかった分これから先が楽しみと言えます。

ソフトバンクの野村・水谷・渡邉・中村や、巨人の黒田・松井・増田は2軍戦は殆ど3軍戦に出ていますね。今シーズンはずっと3軍をメインで出して育てていく考えなのかもしれません。現在2軍でも打撃面でしっかり結果を残せてるのは限られてきますので、無理して2軍に出すよりもまずは3軍でじっくり経験を積ませるというのは、良い判断だと思います。

 

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