データで語るドラフト・育成論

プロ野球ニュース解説、ドラフト候補紹介、野球関連の持論・考察・寸評などを記事にしています。

【育成】各球団の方針・編成・制度

まえがき

 近年のNPBでは3軍制や少数精鋭など、編成面に関しても各球団特色を出しつつあります。

代表格で言うと、ソフトバンク・巨人の3軍制と、日本ハムの少数精鋭(育成無し)でしょう。

どちらが良いかというのはまだ検証が必要になってきますが、こうやって方針を決めて、チームを運営し選手を育てることは、何も方針を持たずに運営するよりも良いことでしょう。

そこで、各球団の現在の保有選手人数から、それぞれの編成・方針を自分なりにまとめてみました。

 

各球団選手人数

f:id:hamanontan:20180816195200p:plain

分類

【完全3軍制】

球団:ソフトバンク・巨人

選手人数は合計90名前後

2軍・3軍が完全に分離し、3軍監督・3軍コーチなど3軍専用の首脳陣を配置

3軍は独立リーグや大学・社会人チームと年間60試合以上の非公式試合を組む

育成選手は毎年大体6人以上指名。

 

【準3軍制】

球団:楽天オリックス

選手人数は合計80名前後

3軍専用の首脳陣はおらず2軍を拡張した形

2軍の試合に出れない選手や育成選手を3軍扱いとし、アマチュア野球チームや他球団3軍と試合を組む

育成選手は毎年大体4名前後を指名。

 

【名目3軍制】

球団:広島

選手人数は通常の2軍制と同じ71~75名。

主に試合に出れない選手(故障・リハビリ・身体づくり)が入り、治療や筋力トレーニング・練習に特化

試合に出すわけではなく、試合に出れない選手のための枠。

身体づくりができた選手は2軍戦に出場。

 

【拡張型2軍制】

球団:中日

野手人数は通常の2軍制球団と同数程度だが、投手が40名超えで3軍制並みの人数。

故障者・リハビリ・若手投手に関しては2軍戦に出さず、治療と身体づくりを行っていて、広島とやや似ている。

身体づくりができた投手から2軍戦に出場。

 

【従来型2軍制】

球団:西武・阪神DeNA

選手人数は71~75名。育成選手が5名以内。

人数的には支配下70名枠を少しオーバーする人数。

通常の2軍戦が主な試合出場機会。各球団個別で対外試合を年数試合組むことがある。

少数精鋭ほど絞られてないため、選手起用は球団で優先順位を決めて行っている。

 

【準少数精鋭型2軍制】

球団:ヤクルト・ロッテ

選手人数は70名以下。育成選手がごく数名。

全体で70名以下の少数精鋭よりの編成。

日本ハムとよく似ているが、こちらは育成選手を数名保有している。

人数の少なさを活かし1人1人の2軍戦出場機会が多い。

その中でも強化指定枠を定め、高卒1年目でも見込みがあればシーズン通して試合に出場させている。

 

【完全少数精鋭型2軍制】

球団:日本ハム

選手人数は69名以下。育成選手無し。

試合か登録選手のみの編成で、最も選手人数の少ない球団。

少なさを活かした少数精鋭型の育成で、1人1人の2軍戦出場機会が12球団で最も多い。

球団で投球回・打席数の最低条件を設定し、どの選手もこの条件を超えるよう試合に出される。

 

あとがき

各球団の選手人数と球団の編成の観点から、このように分類してみました。

どの方針が最もチームの強化にとって良いのかはまだ判断できませんが、各球団それぞれ自前の方針をより深めていくことで、それぞれの特色が出る運営となっていくでしょう。

そういった球団の特色の違いもNPBの魅力の1つとなって、楽しめるようになっていって欲しいです。

【スポンサーリンク】