データで語るドラフト・育成論

プロ野球のドラフト候補についての話、プロ入り後の育成についての話を中心に書いていきます。

【育成】2017年 パリーグ チーム別2軍投球回TOP10

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パリーグ各チームの2軍投球回TOP10をまとめてみました。

各球団が誰を育てようとしているか、どれぐらい試合経験を積ませているかなどをこちらから考察してみます。

平均年齢が高いチームから順に以下に記載しました。

 

 

西武

最も平均年齢が高いのは西武でした。

30代の投手が4名いますが、そのうち2名が外国人。

キャンデラリオが2番目の投球回にも関わらず9月にウェーバー公示され退団となったのは、西武の育成にとってかなり痛かったですね。

ただ本田・誠・中塚など20代前半の投手をしっかりと投げさせていますし、若手の育成を考えた起用はされています。

ドラフトでは伊藤翔や平良など若い投手を獲得しましたし、来年は彼らも育成していく形をつくれれば投手の育成は順調に進みそうですね。

平均投球回がやや少ないので、誠や中塚や伊藤翔には来年多く投げさせて育てる形をつくっていくと良さそうです。

1軍を見ると野上がFA宣言したことで流出の可能性が出てきました。

ウルフとは来季契約を結んだもののが衰えが気になるころですし、現状でローテでしっかり計算できるのが菊池のみですので、2軍からの昇格が期待されます。

 

ロッテ

平均年齢がやや高めですが、これはスタンリッジ(39)が入ってるのが結構影響してますね。

スタンリッジを除けば25.6歳ですのでソフトバンクなどとそんなに変わらないです。

ただ20代前半の投手が酒居と成田しかいないのは少ないように見えますので、若い投手を入れていくことが大事になってくるでしょう。

ドラフトでは完全に社会人中心の投手指名になっており、今は1軍の整備に手いっぱいという風に見えるので、すぐに若手育成に切り替えるというのもなかなか難しそうですが…。

1軍投手陣を見ると、涌井が海外FA宣言したことで流出がほぼ確定的になってますし、投手陣にも不安が見えます。

指名した社会人投手が活躍してくれるのが良いですが、それでも投手陣自体の平均年齢が上がってきているため、いずれ若い投手を育てれるようになることは考えないといけませんね。

 

日本ハム

野手陣の平均年齢に比べると投手陣はやや高めになっていますね。

日本ハムは野手を高校生から指名、投手を大学生や社会人から指名、という形がメインでドラフトをやってきているので、2軍の平均年齢もこういう形になっているんでしょう。

しかし20代前半が吉田・上原・立田・高良・井口など5人もいるため、若手を育てるという方針自体は変わっていません。

彼らが1軍戦力としての目処が立ってくると、順位を上げることに繋がってくるでしょう。

今年のドラフトでは即戦力候補として社会人の西村を指名しましたが、高校生の田中瑛・北浦なども指名し、投手陣の若返りも考えてるのが分かる指名になっています。

1軍先発は有原が唯一規定到達したものの、その中で防御率最下位になっていますし、オフには大谷がメジャー移籍の可能性大なのでますます先発投手陣の整備が必要になってきます。

今年2軍で育てていた投手達が1軍昇格して結果を残すようにならないと、来年も厳しい投手事情になりそうですね。

 

楽天

20代前半の若手が多く起用されており、特に藤平が高卒ルーキーながら1軍でも活躍するなど若手の充実ぶりが光ります。

30歳も戸村と武藤の2人だけですし、全体的に2軍は若手育成主体になっていますね。

古川・藤平は来年1軍戦力として活躍が見込まれるぐらいになりつつありますし、森や池田もそろそろ1軍でそれなりに結果を残して欲しい期待が高まっているでしょう。

ドラフトでは大卒の近藤弘樹や渡辺佑樹を指名し、即戦力中心の投手指名になりました。

若手の成長ぶりを見ると高校生指名があるかと思いましたが、1軍のリーグ優勝や日本一などを意識しているのかもしれませんね。

現1軍投手陣に加え、藤平・戸村などの2軍からの昇格組やドラフト指名組が揃って1軍戦力になってくるとリーグNo.1の投手陣をつくるのも夢じゃないでしょう。

ただ2軍環境を考えると来年も若い投手を育てる方針は崩さない方が良いですね。

 

ソフトバンク

山田・摂津・大隣など調整目的のベテランが起用されていましたが、それと共に笠原・高橋純平・小澤・松本など期待の有望株を試合に出すこともできています。

育成という観点から見ると若い投手にもっと登板機会を増やして投球回上位陣に入らせる形をつくった方が良いですが、オフに大隣を戦力外にするなど世代交代は割とシビアに見ていて、若手が昇格するチャンスはつくっていますね。

ソフトバンクの場合は1軍投手陣に割って入るのが困難ですが、そのために2軍で期待の若手に英才教育を施していますし、じっくり時間をかけて育てる余裕があるのは強みになっていますね。

ドラフトでは1位に高校生の吉住を指名しましたし、育成を考えた長期的な視点での戦力補強を行う意図が見えます。

育成指名からも1軍主力に育てる実績を持っていますし、若手育成に関してはもうシステムが出来上がってる球団になっていますね。

 

オリックス

ソフトバンク楽天などと僅差ではありますが、平均年齢が1番若い2軍投手陣になりました。

殆どが20代ですし、その中でも吉田凌・佐藤世那・齋藤綱記など20歳の投手を試合に出して育てているのが、最も若い要因になりましたね。

投手育成を意識してるのは見えており、ランク外ですがルーキーの山本が2軍で好成績を残し1軍昇格を果たしましたし、来年は2軍で積極的に起用され育成されることでしょう。

ドラフトでは上位に社会人投手を指名しましたが、4位で本田(星槎国際湘南)を指名しましたし、また若い投手を2軍で育成するようになってくるでしょう。

1軍を見ると投手陣の頭数は揃っていますが、成績的に2軍からの突き上げがそろそろ欲しいですね。

金子・ディクソンが主力で引っ張ってますがそろそろ後継者の準備が必要ですし、ドラフトで田嶋・鈴木康を指名したところを見るとやはり1軍投手陣への不安は見えます。

ドラフト指名選手が活躍することに加え、2軍から今育成中の若手が昇格してくるようになれば、1軍投手陣は今以上に良い形に揃えることも可能だと思いますし、1軍と2軍両方がしっかり機能することが大事ですね。

 

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