データで語るドラフト・育成論

成績・データからドラフト候補や若手選手の育成状況についてまとめているブログです。高卒ルーキー・新人王候補・独立リーグの成績は定期更新。

【プロ野球】多方面から見えてきた、現役ドラフトの概要

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以前に現役ドラフトについての記事を書きましたが、その後ルールが明確になってきたことや、選手会側の思惑?も見えてきたので、再度取り上げようと思います。

まず、以前の記事がこちらです。

この時点(2019/12/13時点)で表に出ていたルールは以下の内容でした。

  • 球団側が8人を選定
  • 前年10月のドラフト会議で指名された新人や外国人、一定の高額年俸選手らは自動的に対象外
  • 全12球団から最低1人以上が指名される方式

 その後、年が明けて最近になってから、巨人の原監督が現役ドラフトの内容に反対の意思を示しているという記事が夕刊フジから出ました。

 

 この夕刊フジの記事に書かれている現役ドラフトのルールだと、以下の通りになります。

  • 東京五輪によるシーズン中断期間の7月20日前後の実施
  • 各球団の支配下選手8人の名簿を提出
  • 各球団は最低1選手を指名。指名されなかった選手名は非公開

ここから分かるのは、昨年末の時点では実施時期について不明だったのが、今回の記事で2020年7月20前後という具体的な日程が明らかになってきました。

そして球団が8人の名簿を提出というのと、各球団が最低1選手を指名というのは前回と同じ内容で、これに関しては裏付けが取れたような形になりましたね。

しかしこのルールについて、原監督は記事内ではっきりと反対の立場を明言してると記載されています。

だが原監督は現場を預かるトップとして、代表者会議後に「今のままの中身では到底、賛同できない」と明言。

 原監督については、実は以前は現役ドラフトに賛成の立場で、それについても記事が出ていました。

 

何故賛成していた原監督が、真っ向から反対の立場に変わってしまったのでしょうか。

これについては、中身のルールが原監督にとって到底受け入れられないものとなったことが理由のようですね。

夕刊フジの記事だと、以下の内容で反対の理由が書かれています。

まず〔1〕の実施時期だが、シーズンの佳境に入ってサインプレーを変更する必要がある。すでに優勝争いやクライマックスシリーズ進出をあきらめた球団ならまだしも、秋以降の勝負所で同一リーグの全球団にわざわざ“スパイ”を送り込む羽目になりかねないのだ。

〔2〕の各球団8人供出というのも、球団側が好きに選べる方式では不要な選手の押し付け合いになるのは目に見えている。見込みのない育成選手をまとめて、現役ドラフト用にあえて支配下登録する方策も採り得る。

〔3〕の指名されなかった選手は非公開というのも、「どうせ、どこからか必ず漏れるもの。FAの(人的補償の)プロテクトリストだってそうだから」と前出選手は吐き捨てる。

 〔3〕については原監督の話ではなく、セ・リーグのあるベテラン選手によるコメントとして記載がされていますが、監督だけではなく選手からも反対の声が挙がっているとして、記載されています。

このように現役ドラフトについては中身のルールの部分で、まだ監督や選手間でも賛否が出ており、ファンとしてもいささか不安な声が出てきています。

この記事は夕刊フジなので、真実かどうかやや懐疑的な部分もありましたが、その後選手会ツイッター公式アカウントからこのような内容のツイートがされていました。

 ※内容があまり公式にそぐわないものなので、削除される可能性があります。

このツイートの内容から考えると、ルール自体は夕刊フジの記事に沿った形になってるものの、球団内での監督・球団幹部らとの意思統一や調整ができていないということのようですね。

もしかすると原監督が具体的なルールを知ったのは、つい最近のことなのかもしれません。

一般的な考えとして、公式のアカウントがこのような、やや私的な思いに近いようなことを呟いてしまうのはあまり良いこととは言えませんが、その後消されたり訂正されてないことを踏まえると、選手会としては本当にこういう立場なのかもしれませんね。

 

また、原監督が本当にこのようなことを思っているかどうかについては、Youtube高木豊さんのチャンネルの動画で、直接本人と現役ドラフトについて話をした内容が紹介されていました。


【同級生だから話せることがある!?】DH制度、現役ドラフトなど話題の新制度について巨人原監督と語ってきました!

この動画の後半部分で現役ドラフトについての原監督の考えが紹介されていますが、内容としては概ね夕刊フジの内容の通りで、記事内容についても裏が取れたと言えます。

そして、各球団が最低1人は指名ということについては、各球団から必ず1人は指名されるということも話されていて、球団が現役ドラフトへの参加を拒否したとしても、各球団最低1人の選手はシャッフルする、という形になることも見えてきました。

動画内で原監督がルールについて反対している理由も、高木豊さんの口から語られていて、ファンとしても納得しやすい理由を述べられていると思います。

 

このように、選手会と球団側とで意見の相違やルールの問題点が挙がっており、選手会が希望している今季中の導入というのが、まだ見えてこない状態です。

選手会と球団側の双方の合意が無いと現役ドラフトは導入できないでしょうし、そのためにはまだ調整が必要になってくるでしょう。

ファンとしても導入に不安な考えを持つ人が多いですし、今後どうなっていくのか注目されることだと思います。

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