データで語るドラフト・育成論

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【ドラフト2018】万波 中正(外野手・横浜)についての1000文字考察

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万波 中正(まんなみ ちゅうせい)

190cm 88kg

右投右打

守備位置:外野手・投手

最速 147km

3年夏の甲子園成績

1回戦 vs愛産大三河、2回戦 vs花咲徳栄、3回戦 vs金足農

位置 打数 得点 安打 打点 三振 四死 犠打 盗塁 失策 本塁
(中右) 4 0 0 0 2 0 0 0 0 0 右飛 空三 三ゴ 見三 -
(中) 5 0 0 0 1 0 0 0 0 0 三ゴ 三ゴ 空三 左飛 中飛
(中右) 5 1 2 0 2 0 0 0 0 0 左安 中飛 空三 左安 空三

 

選手としての特徴

潜在能力が光るがまだ開花しきれてない素材型外野手。

夏の甲子園予選の神奈川大会では打率5割以上、2本塁打横浜スタジアムバックスクリーン直撃のライナー性のホームランを打ち、一気に注目を集めた。

スカウト評で「パワーは間違いなく今年の高校生で1番」と言われるほどで、甲子園での活躍も注目された。

だが甲子園では快音響かず、三振多く期待通りの結果を残すことができず、打撃の粗さが見えた形に終わった。

身体能力が高く投手としては最速147kmを投げるほどで、外野手としても広い守備範囲と強肩を活かした守備が目立つ。

 

管理人から見た進路と将来

[投手評価]

 投手としては最速147kmを投げますが、かなりの粗削り。

ですが高身長な上に手足が長いので、振り降ろした時の角度や体感球速はかなりありそうで、投手として時間をかけて育てるというのも面白い選手です。

高校で投手として投げた試合では制球が荒れてるものの、被安打率が低く三振を獲れる投球ができてますし、球威だけ見たら高校生では打てない球を投げてると言えます。

ですが投球フォームなどは完全に野手の投げ方で、プロに入ったらまず修正が入るでしょう。

ただ野手投げでこれだけ球威があるので、投手としてしっかり育てあげれば球速もアップして制球もまとまるでしょうし、1軍ローテ級まで育つこともあり得るでしょう。

1年目はフォーム修正と投手としての能力アップを重点的に取り組み、2年目から2軍の試合で投げれるようになり、3年目から1軍にも徐々に登板できるようになって、4年目に1軍定着、という流れで育て上げられれば、文句無しと言えるでしょう。

 

[野手評価]

 夏の県予選でのインパクトを考えると、将来は中田翔筒香か、と期待したくなりますが、彼らに比べるとまだまだ打撃が粗く、身体能力を発揮できず持て余しています。

甲子園でもホームランは打てず三振を量産という点を見ると、プロ入り後も育成に時間がかかる選手でしょう。

ただ身体能力が高いので2軍で沢山の試合経験を積むことができ、育てがいのある選手ともみえます。

DeNA細川と良く似てます。

1年目はもう2軍漬けで良いでしょう。

400打席以上は試合に出し、ひたすら実戦経験を積ませることが大事です。

ここでOPS.600台に載るか、2桁本塁打に届けば将来1軍スラッガーとしての期待が高まってきます。

2年目・3年目も2軍で、OPS.800台に達するようになってから、1軍が見えてくるでしょう。

5年目に1軍でレギュラー格になれれば大成功という気持ちで割と気長に見た方が良いかもしれませんね。

タイプ的に成功すれば4番打者も夢ではないですが、そのためには課題が沢山あるので、1つ1つ達成し成長していって欲しいです。

 

www.hamanontan-baseball.com

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