データで語るドラフト・育成論

成績・データからドラフト候補や若手選手の育成状況についてまとめているブログです。高卒ルーキー・新人王候補・独立リーグの成績は定期更新。

【ドラフト2018】巨人のドラフト1位指名予想

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【注意】4000文字以上の長文になりましたので、1位指名予想だけ知りたい方は目次の「1位指名予想」を選ぶことをお勧めします。

全文しっかり読むとしたら10分程度かかります。

12球団のチーム状況と今年のドラフト候補達の情報を踏まえた上で、1位指名予想をしていきます。

1位指名以外で各球団おススメのドラフト候補についてはこちらに記載。

讀賣ジャイアン

現状分析

1軍主力

巨人は現在リーグ3位争い中だが、投打それぞれの成績は割と良く、若い選手が出てきており世代交代も上手く進みつつある。

野手陣評価

岡本が主軸で大成。ベテランと外国人の後継者の準備が必要

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 チーム打率 リーグ4位

 チーム本塁打数 リーグ3位

 チーム得点数 リーグ2位

 チームOPS リーグ3位

打撃成績は大体リーグの真ん中ぐらいで、とても良いわけではないが悪くも無いという状態だろう。

ただ強みとしては物足りなく、来年以降はこれよりも上を目指す必要は出てくる。

レギュラー陣を見てみると、岡本・マギー・坂本・亀井・長野・吉川らが300打席以上出ていて、特に岡本が最も多く既に500打席以上でチームトップの出場数だ。

岡本は現在22歳。

 打率.300超え(チーム2位)

 本塁打数28本(チームトップ)

 打点 80以上(チームトップ)

 OPS.900以上(チームトップ)

これらの成績で、文句無しにチームを引っ張っている打者だ。

坂本・マギーら強打者よりも良い成績で、高卒4年目にして見事に開花したと言えるだろう。

このまま成長していけば、坂本のように10年以上ずっとチームの主力打者として活躍していける息の長い選手になりそうで、巨人のこれからを担う選手と言っても過言でない。

この岡本に続くのが、マギー(35)・坂本(29)・亀井(36)・長野(33)らで、年齢的にややベテラン寄りの選手が多い。

坂本にしても、ずっと1軍主力で出続けていたのもあってか、数年ぶりに怪我で2軍落ちしており、そろそろ身体的に衰えが見えてもおかしくない頃だ。

レギュラー陣は今すぐ後継者が必要というわけではないが、もう後継者の準備をする段階にきてると言って良いだろう。

ポジション的にはショート(坂本)・サード(マギー)・ライト(亀井・長野)で、若手が出てきて欲しいところだ。

 他のポジションだと、捕手は小林(29)・大城(25)が併用されている。

守備型の小林と、打撃の良い大城を使い分けてる感じで、1軍の運用は来年もこの形で続きそうだ。

 ファーストは岡本で固定。外国人が入りやすいポジションだが、今の岡本の打撃なら文句無しだろう。

 セカンドは吉川(23)が入り、守備面でチームを支えている。

控えで田中俊(25)もおり、1軍セカンドはこの2人で競る形ができている。

 レフトはゲレーロが入っているが、正直なところ期待通りの成績ではないだろう。

本塁打数10本超え程度で、岡本やマギーに比べたら見劣りするし、年俸分の活躍をしてるとは言い難い。

来年も残留の可能性はあるが、新たに外国人打者を獲得してくる可能性もあるだろう。

センターは長野・陽・立岡などが起用されてきたが、ここへきて重信(25)が台頭してきた。

重信はまだ100打席を超えた程度だが、打率.300超えで後半からスタメンに定着してきた。

守備は足を活かした守備範囲の広さがあり、まだ25歳という若さを考えると来年以降のセンター候補と言えるだろう。

投手陣(先発)評価

先発の頭数は揃っているが、そろそろ菅野の後継者が必要

チーム防御率 リーグ2位

先発防御率 リーグ1位

救援防御率 リーグ5位

 先発陣はリーグトップの成績で安定している。

今年の主なローテは菅野・山口・田口・吉川・内海らで、彼らがチーム内投球回上位にいる。

菅野・山口は今年規定投球回到達が間違いなく、この2人が先発の柱になっている状態だ。

吉川・内海は規定到達は難しいが、勝ち星先行でまずまず抑えていて良い状態。

田口の状態がなかなか良くならず、そして6番手先発も固定できずという状態だったが、6月から今村がローテに入り、7月からは田口の代わりにメルセデスが入って安定している。

大竹や野上など、当初予定していた先発ローテ候補は結果を残せなかったが、代わりの投手が活躍してきて投手陣の状態は良く、先発の頭数が揃ってきている。

年齢的に見ると菅野(28)・山口(31)・吉川(30)の3人は30歳前後で、今が最も投手として充実している時期だろう。

とはいえ後4~5年後には確実に衰えが出てくる年齢でもあり、そろそろ後継者の準備が必要と言えそうだ。

内海(36)は昨年成績が落ちたが、今年は復調しローテにも復活した。

とはいえ、もう1年1年が勝負の年齢なので過度な期待はできないし、そろそろ内海に代わる投手が出てこないと厳しい。

若手だと田口(22)・今村(24)・メルセデス(24)・鍬原(22)らがいて、彼らが次世代の先発ローテで活躍できるようになって欲しいところだ。

ただ菅野・山口のようにエース格で投球回も多い投手はなかなか出てこないし、そろそろドラフト1位で次世代エース格の投手が欲しいところだろう。

投手陣(リリーフ)評価

抑えが固定できず。若手は多いが欲しいのは守護神候補

 リリーフ成績がリーグ下位で、やや投壊に近い状態だ。

20試合以上登板してるリリーフで、防御率2点台以下はマシソン・宮國・田原の3名。

澤村・中川・谷岡・池田・カミネロらは防御率4点台以上で、これでは厳しいだろう。

抑えも今シーズンはカミネロ→マシソン→アダメスという移り変わりで安定せず、勝ち継投が定まって無い状態だ。

山口の抑え復帰論も、こうしたチーム事情があるからと推察される。

だが先発の状態が良いのは菅野・山口がイニングを稼いでいる事情もあるため、できることなら配置転換せずに対応したいだろう。

宮國(26)・田原(29)・中川(24)・谷岡(22)・池田(25)・アダメス(23)など、20代の若い投手が多くこの中から抑えなり勝ち継投が固定できてくると、今のリリーフの課題も解消されてくるので、期待したいところだ。

若い投手が多いので、ドラフト上位でリリーフを指名するのももったいなさそうだ。

2軍の若手状況

野手陣評価

若手の打撃好調。あとは1軍でチャンスをモノにできるか

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 2軍の野手陣は打撃好調の若手が多い。

打席数順だと、松原(23)・和田(22)・北村(23)・石川(25)・マルティネス(25)・若林(25)・山本(24)らが上位陣だが、彼らは全員25歳以下という若手揃いで、全員OPS.700超え、和田・石川・マルティネス・若林は.800を超えているという打撃好調が揃っている。

上記選手達で捕手を除く全ポジションがカバーできているし、2軍での若手育成は順調と言えそうだ。

1軍でこれから世代交代が必要になってきそうな三塁・遊撃・左翼・右翼あたりは、この2軍の好調な若手から上げていけると世代交代もスムーズに進みそうだ。

ただ1軍レギュラーで求められるレベルは高く、打撃が重要なポジションが多いので、更に成績を上げていくのが求められるだろう。

1軍で若手のスラッガーが岡本ぐらいしかいないので、和田やマルティネスが上がって岡本と一緒に主軸を担えるぐらいになってほしいところだ。

捕手はやや固定できてないが、競わせる状態ができているため、ここから1軍に上がれる選手が出てくると強みになるだろう。

投手陣評価

高田・大江のみでは先発候補として不足気味。リリーフも高齢化で次世代を考慮

先発は高田萌・大竹・大江・ヤングマンらが2軍ローテで投げている。

高田萌・大江は高卒2年目の若手で期待したいが、1軍で活躍するのはまだ難しく来年も2軍で投げさせて育てることになりそうだ。

外国人のヤングマンは1軍へ昇格し、好投が続いたものの骨折で離脱。

ベテランの大竹は1軍で好投できず2軍落ち。

これらの事情から、現2軍ですぐ1軍に上がっていけそうな投手が少ないし、積極的に育てる若手もやや不足気味だ。

来年もこういう状態だと、1軍へ昇格できない投手が停滞する場になりそうで、今ドラフトでは新しく育てがいのある投手が欲しい。

1軍先発でも次世代エース級が求められてるし、来年は2軍を将来のエース級を育てる場に変えていきたい。

リリーフ陣は森福・西村・山口鉄らベテラン勢が多く登板しており、他の投手だとアダメス・谷岡・高木京・坂本工などがいるが、既に1軍に上がってるものの、まだ主だった結果を残せて無かったり、育成の投手がいたりとこちらも新たに1軍補強できる投手が今のところいない。

1軍のリリーフ事情はあまり良くないので、今ドラフトで次の世代のリリーフも補強して準備をしておきたいところだ。

指名ポイント

現状分析を踏まえて、巨人の指名ポイントを以下の3つにまとめてみる。

 ①将来のエース候補投手

 ②岡本と並ぶ1軍主軸候補

 ③勝ち継投を任せられるリリーフ

巨人の場合、3軍制を敷いてるのもあって全体的に選手が足りないポジションは少なく、その中での質的な部分を改善するのが必要になってくるだろう。

なので将来的に1軍でエースとなれる投手、クリンナップを任せられるスラッガー、勝ち継投を任せられるリリーフ、といった重要なポジションの質を上げていきたいところだ。

①だと、1軍先発は菅野が安定してイニングを稼いでいるが、2番手以降だとやや安定感に欠けていたり、若手も期待できる成績を残している先発が少ない。

2軍でもそこまで目立った若手投手がまだ出てきてないし、現1軍の次の投手の名前を挙げにくい状態だ。

菅野級の投手はなかなか出てくるものではないし、今のうちから金の卵を獲得して育てておくのは大事だと思われる。

②も岡本以外の1軍主軸がベテランと外国人で、2軍を見ても和田恋とマルティネスぐらいしかスラッガータイプがいない状況だ。

外国人野手に任せることも可能ではあるが、東京ドームという特性を考えたら日本人のスラッガータイプがいた方が打撃成績の底上げに繋がっていくだろう。

③も現状のリリーフ陣を考えると、勝ち継投を任せられる投手が少なく、抑えも定まっていない状態で補強ポイントと言えるだろう。

 

1位指名予想

これまでの考察を踏まえて、巨人のドラフト1位をこの選手と予想する。

吉田 輝星(投・金足農業

吉田については進学の可能性がまだ高いが、巨人の補強ポイントとしては彼が最も有力と考える。

現状で菅野の後釜がいないことや、2軍でも将来のエース候補と呼べる投手がまだ不在なことなどが1番の理由だ。

今年のドラフト候補でも吉田は次世代のエース投手になれる力を持っていると思うし、将来性・話題性的にも巨人は欲しいところだろう。

既にスポーツ報知では吉田がプロ志望になった際に1位指名確定との記事も出ている。

もし吉田が進学を選んだら、高校生投手の渡邉 勇太朗(投・浦和学院を1位予想する。

理由は吉田と同様、将来のエース候補として考えれる投手が欲しいチーム事情だ。

1軍リリーフや主軸候補についても指名ポイントに挙げていたが、優先度や今年のドラフト市場を考えると、将来の先発候補の獲得に動くのが1番と考える。

 

吉田投手・渡邉投手についての記事はこちら

www.hamanontan-baseball.com

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ドラフト1位指名予想のまとめについてはこちら

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