データで語るドラフト・若手育成・独立リーグ

成績・データからドラフト候補や若手選手の育成状況についてまとめているブログです。高卒ルーキー・新人王候補・独立リーグの成績は定期更新。

【ドラフト2018】12球団おススメのドラフト候補

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以前、ドラフト1位指名予想について12球団それぞれ記事を作成しましたが、1位指名以外でも各チームに勧めたい選手について、まとめてみました。

各球団2名ずつ、ピックアップしてそれぞれチームの補強ポイントと推薦理由を記載しています。

全部を読むと量が多いので、特定の球団だけ見たい場合は目次から飛ぶのをお勧めします。

 

セリーグ

広島東洋カープ

①小島 和哉(投手・早稲田大)

広島は長らく先発左腕不足で、現在1軍先発ではジョンソン(33)がいるが、外国人で年齢的にもそろそろ衰えが出てくることを考慮すると、日本人左腕が欲しいところだ。

高橋昂(20)・高橋樹(21)・戸田(25)も若手左腕で、今後1軍ローテ入りしてくる可能性もあるが、彼らの成長を待つだけでなく即戦力の先発左腕を補強していくべきだろう。

そこで補強ポイントとして合ってるのが小島だ。

小島は最速147kmで早大のエース格の投手で、4年春は63イニングを投げ、六大学リーグ3位の防御率(2.29)の成績を残した。

3年までは制球が不安で自滅しやすいタイプだったが、4年になり制球が改善。直球の質も変化球のキレも良くなり、評価を上げてきている。

1年目から先発ローテ入りも期待できるくらいになってきた。

広島としては3位指名前後で獲得できると良い補強になるだろう。

 

②増田 陸(遊撃手・明秀学園日立)

広島の1軍二遊間は菊池(28)・田中(29)で固定されているが、今年の成績を見ると若干衰えが見えてきており、そろそろ二遊間の後継者準備を始める頃だろう。

2軍の二遊間を守っている選手では桒原(22)・庄司(27)・木村(22)らがいるものの、3人ともまだ1軍レギュラーを望めるほどの成績ではなく、育成が必要だ。

内野手の年齢的にも、高校生の二遊間候補を新しく獲得する頃合いだろう。

上記3人は打撃が伸び悩んでおり、タイプ的には打撃面が期待できる選手が必要だ。

そこで増田を推したい。

増田は打撃が優れた遊撃手で、単純な打撃力なら今年のドラフト候補の高校生の中でも上位に入ってくるだろう。

リストの強さがあり、西武の浅村と似ているタイプだ。

守備面は若干不安があるが、増田は攻守でアグレッシブなプレーができるため、しっかりと技術面を指導できれば守備も大きく改善する可能性を持っている。

練習量の多さと選手育成に定評のある広島にとって、増田は育てがいのある原石と言えるだろう。

4位指名以降で残ってれば、是非指名して欲しい。


東京ヤクルトスワローズ

①岡野 祐一郎(投手・東芝

ヤクルトの先発で規定投球回に到達したのはブキャナンのみで、原・小川・石川など他にも先発投手はいるが、それ以降となるとハフ・カラシティーなど外国人投手に多く頼った形になっている。

石川(38)がもう高齢なことや、この外国人頼りの先発陣の立て直しをするとなると、即戦力で先発を任せられるような投手が必要になってくるだろう。

そうした投手を考えると、岡野がお勧めだろう。

岡野は最速148kmの右腕で、力のある直球・多彩な変化球・安定した制球と総合力がとても高い投手だ。

フィールディングや牽制にも上手さがあり、プロ入りしても大崩れしにくいタイプだろう。

反面、投手としての凄みに欠ける点も見られるが、ヤクルトとしてはまずはこうした投手を指名して先発ローテを埋めていくことが大事で、岡野ならDeNAの井納のような働きを期待したい。

ドラフト上位をリリーフや野手指名するのなら、中位以降で是非指名して欲しい投手だ。

 

②野村 佑希(外野手・花咲徳栄

ヤクルトの外野陣が坂口(34)・バレンティン(34)・青木(36)・雄平(34)と高齢化してきており、世代交代を考えなければならない。

だがこれだけ打撃力がある選手達の後継者となると、相応の打撃が求められてくるのは明白だ。

そして昨年指名した村上が順調に育っており、将来は1軍主軸を任される期待が出てきているため、村上と並んで長打力のある打者が欲しいところだろう。

これらを考えると、外野手で長打力がある高校生スラッガーがいれば是非獲得したい。

この条件に合致するのが野村佑(花咲徳栄)だ。

野村は右の長距離砲として今年のドラフト候補の高校生の中ではトップクラスの評価で、夏の甲子園でも2本塁打を放ち文句無しのスラッガータイプだ。

投手や三塁手もできる肩の強さを持ち、身体能力も高くスラッガーを育成しやすいヤクルトにとっても条件が良い選手と言える。

守備の技術はまだ改善しなければならないが、長打力のある外野手として魅力ある選手だ。

藤原などドラフト1位で外野手を指名した場合でも、外野の層の薄さを考えたら3位以下で残っていれば指名を考えても良いだろう。


讀賣ジャイアン

①林 晃汰(三塁手智弁和歌山

巨人は今年、岡本(22)が素晴らしい活躍をして巨人の4番打者を任せるまでに育った。

だがチームとして見るとマギー・亀井・長野などベテラン野手陣にまだ頼らざるを得ないチーム事情で、世代交代を考える上では更に若手のスラッガーを獲得しておきたいところだ。

2軍を見ると外野手の和田・石川や、外国人のマルティネスが2桁本塁打を打てているが、彼らと被らないポジションでもスラッガータイプは補強すべきだ。

そこでを巨人に推したい。

長打力に関しては今年の高校生野手でも1番とも言えるパワーを持っていて、ヘッドスピードは根尾や藤原より早いとの評価もある。

天性のホームランバッターとしての素質を持っており、スケールの大きいスラッガーだ。

その分、現時点ではまだ三振の多さや守備面の粗さもあり、育てるのには時間を要する選手だろう。

だが巨人は3軍制を敷き選手育成に力を入れつつあることや、岡本を育て上げたことを考えても、を育て上げて将来岡本と並ぶ主力にできればチームとして大きな意味を持つ補強になってくる。

外れ1位や2位指名に値する選手だ。

 

②原田 宥希(投手・香川オリーブガイナーズ

巨人はリリーフ陣が安定せず、シーズン終盤には先発の山口俊を抑えにまわさなければならない事態に陥り、リリーフの立て直しは必須と言える状態になってきた。

先発でイニングを稼げる山口を抑えにするのはチームとしてあまり良い判断では無いと思われるし、1軍リリーフ候補として力のある投手は積極的に獲得していくべきだろう。

その巨人に勧めるリリーフが原田だ。

原田独立リーグの投手だが最速150kmで力のあるサイドスロー投手で、今年は抑えを任され16セーブを挙げた。

奪三振能力が高い割に制球は安定しており、技術面は独立リーグのレベルを超えているだろう。

独立リーグ出身だと伊藤翔(17年 西武ドラフト3位)や、又吉(13年 中日ドラフト2位)クラスの評価もされており、3軍制で独立リーグとも縁が深い巨人に合ってるとも言える。

下位指名や育成でに残ってたら是非指名すべき投手だろう。


横浜DeNAベイスターズ

①垣越 建伸(投手・山梨学院)

今年は先発投手が崩れたDeNAだったが、その中でも平良・飯塚・京山ら若手投手が奮闘したことは光明だった。

昨年のドラフトでは高校生投手を3名指名し、3人とも2軍で試合に出して育てており、球団として投手育成に自信が持ててきたようにも見える。

チームの先発事情を考えると即戦力投手を指名するのはもちろんだが、下位指名以降で高素材の投手がいればそちらも指名し、即戦力と素材型を併用して指名していくのが長期的な投手陣強化にも繋がってくるだろう。

そうしたDeNAに勧めたいのが垣越だ。

垣越は183cm93kgの大型左腕で、最速146kmの力のある直球を振り降ろす左の本格派だ。

DeNAの吉田スカウト部長が何度も足を運んで見に行くほどの注目ぶりで、フォーム・投げ方を評価している。

武器は力のある直球とスライダーのコンビネーションで、奪三振能力が高い。

制球面も悪くなく、3年夏の県大会では15イニングを投げて四球は1つのみだ。

高校生投手育成に自信を持ちつつあるDeNAにとって、垣越は育て上げがいのある投手と言えるだろう。

下位指名で残っていれば、是非指名しに行って欲しい。

 

②中神 拓都(遊撃手・市岐阜商

DeNAの今シーズンは二遊間の打撃力不足が顕著になっていた。

大和を獲得し守備面では大幅な改善ができたが、筒香・宮崎・ロぺス・ソトを擁するDeNA打線としては彼らに繋げる打者が必要になり、その繋がりがなかなかできない打線になってしまっていた。

2軍を見ても二遊間は守備型の選手が多く、確かに守備面も大事だが打撃の良い選手も入れてバリエーションを増やすことが求められてくるだろう。

そんなDeNAの内野陣に入れたいのが中神だ。

中神は投手兼遊撃手で打撃面は高校通算46本のパワーがあり、50m5秒9の俊足。

投手としては最速146kmを投げ肩の強さは十分という身体能力抜群の選手だ。

これまでのドラフトで指名してきた高校生遊撃手とタイプが異なり、打撃面での期待が大きい選手になってくるだろう。

DeNAは2軍で大河(松尾 大河)を現在育成中だが、彼が将来1軍の二遊間を任された際に一緒に組める選手も準備しておきたいところで、そこに中神が入ればお互いの長所を活かせるコンビが組めそうである。

上位で他の高校生内野手を指名する可能性もあるが、その場合でも現在のDeNAは2軍を見ても若手の内野手が不足していて、1人獲得するだけでは不安な状態になっている。

中神のような高素材ならどのポジションでも守ることができるし、下位指名で残っていれば是非指名してもらいたい。

 

中日ドラゴンズ

①石橋 康太(捕手・関東一)

中日の1軍捕手は松井雅(30)と大野(31)の併用だが、どちらも正捕手として抜擢できるほどの結果が残せておらず、現状やむを得ず併用という形になっている。

2軍捕手を見ても、杉山・加藤・桂などが起用されているが一長一短でなかなか1軍に上げてこれない現状があり、捕手事情が停滞している状態だ。

ここは松井雅・大野の後継者育成という意味合いも兼ねて、大型捕手を獲得して次世代正捕手として育てていくべきだろう。

そこで中日に勧めたい捕手が石橋だ。

石橋は捕手ながら高校通算60本近くを打つスラッガーで、今年の高校生捕手の中でもずば抜けて1番良い打撃ができている。

三振数の少ない打撃でバッティングセンスが良く、育て上げれば広島の會澤級の打撃も期待できそうだ。

守備面でも肩が強く大型な体格でどっしり構えることができていて、捕手として育て上げるのに良い素材型だろう。

2軍でしっかりと育て上げ、松井雅や大野が衰えてきた時に1軍に上がり正捕手に入れるような成長を期待したい。

下位指名で残ってたら逃さず指名したい捕手だ。

 

②坂本 光士郎(投手・新日鉄住金広畑)

1軍リリーフ陣が崩壊気味で、この立て直しをするには即戦力のリリーフの獲得が不可欠だろう。

岩瀬の引退もあり、リリーフ左腕の不足が特に目立っている。

2軍を見ても1軍昇格候補のリリーフ左腕が少なく、猶予無しに補強が必要だろう。

即戦力のリリーフ左腕だと、坂本(新日鉄住金広畑)が合致する。

坂本は最速148kmでキレのある直球が武器で、変化球もスライダーやスプリットのキレが良く、それぞれの球種はプロでも通用する力を持っている。

先発もできるがリリーフだと球威が上がり奪三振能力が高い。

即戦力のリリーフ左腕はこの坂本のみならず、他の投手も指名候補とすべきだが、3位指名以降でリリーフ左腕を指名する場合、この坂本が残っていれば指名して欲しい。

 

阪神タイガース

①土居 豪人(投手・松山聖陵高)

阪神投手陣は充実していて、チーム的には投手頼りなところもあるが、将来的に見るとその投手陣にも不安なところが多い。

先発はまだまだメッセンジャー(37)頼りで、リリーフも能見(39)や藤川(38)がまだ主力となっており、彼らが抜けると厳しいのが現状だ。

将来的なエース候補、または勝ち継投を任せられるリリーフ候補など、好素材の投手を獲得して育て準備をしておくことは大事だろう。

そういう投手を考えると、土居が合っていそうだ。

土居は191cmの長身で、最速148kmの力のある直球を投げ降ろすタイプだ。

変化球の球種も多彩で完成すればエース格の投手になることは間違いないだろう。

現在はまだ下半身が弱く、身体づくりもまだまだ未完成で、育てるのに時間がかかりそうだが、育て上げた時の完成形はメッセンジャーにも引けを取らないぐらいの大型右腕になれるだろう。

5位指名で残っていれば、獲得し力を入れて育成して欲しい。

 

②逢沢 崚介(外野手・明治大)

阪神の補強ポイントが外野手であることは明白で、今年のドラフトでは何としても外野手の高素材や即戦力を獲得したいところだろう。

上位では根尾や藤原など、将来的に1軍外野手に入れる選手を指名する流れになりそうだが、現状の外野陣を考えるとそれだけでは足りず、中位指名以降でも力のある外野手がいれば指名していくべきだろう。

そんな阪神に良いと思う選手が逢沢だ。

逢沢は身体能力の高いセンターで、17年秋のリーグ戦ではベストナインを受賞した。

広角に鋭いスイングで打ち分ける打撃センスと、大学通算20盗塁の走力で上位打線を任せるのにうってつけな選手と言える。

守備範囲が広く肩も強いため、プロでもセンターでやっていける能力は十分にあるだろう。

糸井・福留に代われる選手として期待できる。

5位指名以降で残っていたら、迷わず行くべきだろう。

 

パリーグ

埼玉西武ライオンズ

①野村 大樹(三塁手早稲田実業

西武のサードは長らく中村剛(35)が守ってきたが、年齢を考えるとそろそろ後継者の準備が必要な頃だ。

だが2軍を見るとサードは誰か固定して育てているわけではなく、現時点で中村剛の後継者として目処が立ちそうな選手はまだ出てきていない。

一応1軍で外崎がサードを守れるが、外崎も外野との兼任でサードのレギュラーとして固定化していくのは現時点では難しい。

浅村のFA宣言の可能性も含めれば、内野のスラッガータイプは必要になってくるだろう。

それらを踏まえて西武に勧めるのは野村大(早稲田実業)だ。

高校通算68発で、昨年は清宮の後ろの4番を打っていた生粋のスラッガー

広角へ本塁打を打てる打撃技術とパワーがあり、高校生スラッガーの中でもホームランを打つ能力はトップクラス。

三塁手・捕手を経験しているが、三塁手として育てた方が良い選手だろう。

身長172cmとプロにしては割と低めだが、西武は森が170cmで見事にスラッガーとして育成した実績があり、野村大も同様に育成するノウハウを持っている球団だ。

守備面含めて2軍でしっかり育てる必要があるが、育て上げれば中村剛にも匹敵するスラッガーになれるだろう。

西武の場合は投手優先の指名になりそうだが、3位指名以降でも残っていれば指名しに行って欲しい。

 

②鎌田 光津希(投手・徳島インディゴソックス

西武は今年抑えが何度も変わる事態となり、リリーフ陣全体の運用に苦労したシーズンだった。

外国人投手や若手リリーフで何とか凌げる形はできてきたが、まだまだ安定してるとは言えず、リリーフ防御率がリーグ最下位の現状を考えると来年へ向けてリリーフの補強は必須と言えるだろう。

指名全体が投手よりに偏るのは必然で、上位も下位も投手よりになると思われる。

そんな西武のドラフトに勧めたいのが鎌田だ。

鎌田は最速155kmで独立リーグの中でもずば抜けた球威を投げれる投手で、奪三振能力が非常に高い。

先発として登板することが多く、それでいて150km台を連発できる球威は独立リーグ以外のドラフト候補を見てもなかなか出せないだろう。

まだ23歳という若さで今後の成長も期待でき、更に技術を磨けばプロでも通用する投球が投げれるようになるだろう。

西武は昨年、同じ徳島インディゴソックスから伊藤を指名しており、鎌田についても情報はしっかり持っているはずで、下位指名まで残っていれば指名する可能性はありそうだ。


福岡ソフトバンクホークス

①田中 法彦(投手・菰野

ソフトバンクの先発陣は充実していて、若い投手も多くそこまで心配するところではないが、この球団は毎年高素材の高校生投手を獲得して育成していくことを続けており、今年に関しても例外無く指名していくだろう。

特に一芸に秀でた投手を育て上げるのが上手く、千賀・石川柊などはまさにそんなタイプで育成から1軍エース格まで育て上げた。

今年のドラフトもそういった投手を指名していくと思われるが、そこでおススメしたいのが田中だ。

田中は最速152kmで球威ある投手だが、平均球速も140km後半を記録しコンスタントに速球を投げ続けられることが1番の武器だ。

身長は173kmと小柄だが、馬力十分の投球で肘の使い方、下半身の使い方も非常に良い。

欠点としては打者がタイミングを合わせやすいところがあるが、その点を改善できれば一気に飛躍する可能性を秘めていて、ソフトバンクが育てるのに打ってつけと言えそうだ。

3位指名以降で残っていれば指名しに行く価値は十分あるだろう。

 

②濱田 太貴(外野手・明豊)

ソフトバンクは選手層が厚いチームで現有戦力だけでも穴の少ないチーム構成ができているが、その中で今後課題に上がってくるのが内川(36)・松田(35)の後継者だろう。

この2人の打撃によってチームがずっと優勝争いができる形になっていたが、今年の内川の成績の低下を見るといよいよ世代交代が必要になってきたと言えそうだ。

松田に関しては今年素晴らしい結果を残したが、年齢的にもいつ衰えが見えてくるか分からず、後継者準備は今のうちにしておかなければならないだろう。

そんなソフトバンクに勧めるのが濱田だ。

濱田は長打力ある右のスラッガータイプで、打球が非常に速い。

今年のドラフト候補高校生は上位候補でスラッガータイプがいるが、彼らと比べても遜色なく、リストの強さが評価されプロでも飛ばせるイメージができる打者だ。

甲子園に出たのは2年夏だが、その時は2戦連発のホームランを打ち、打率も.600と大暴れ。

大舞台での勝負強さも見せつけた。

ソフトバンクは2軍・3軍でも若手野手育成を進めているが、今年2軍で本塁打数が2桁に載った選手がおらず、スラッガータイプがやや伸び悩んでいる。

そういったチーム事情を考えると、同じ九州でこれだけのスラッガーがいるのは放っておけないだろう。

外野だけでなく三塁も守っており、松田の後釜としても育成できる期待のスラッガーだ。

下位指名、もしくは育成上位で指名する価値は十分ある。

 

北海道日本ハムファイターズ

①清水 昇(投手・国学院大)

日本ハムの先発は上沢・マルティネス以外がなかなか安定せず、2軍を見ても1軍ローテに上がってこれそうな投手が現状では少ない。

新たに先発候補の投手を入れてレベルアップを図ることは必要で、そのためには今年のドラフトでも即戦力の先発候補が必要になってくるだろう。

その日本ハムの先発陣に勧めるのが清水だ。

清水は最速150km、身長180cmと球威も体格も良く、とても安定した投球が売りの投手だ。

4年春のリーグ戦成績では防御率リーグトップを挙げ、スカウト陣に大きくアピールした。

最大の長所は低めへの制球でとても安定感があり崩れにくい。

凄み、派手さは無いが、プロ入りすれば確実にチームに貢献してくれるだろうという安心感がある投手だ。

日本ハムの先発ローテ争いに入っていける投手だと思われるし、3位指名までに残っていれば是非指名して欲しい投手だ。

 

②渡辺 佳明(遊撃手・明治大)

日本ハムは二遊間を守れる内野を定期的に指名していて、今年のドラフトでも例外無く指名していくだろう。

現状では1軍はセカンドが固定できておらず、ショートも中島がいるがもう少し打てる選手もレギュラー争いに入ってきて欲しいところだろう。

また、レアードの去就が不明なサードも補強ポイントに変わってくる可能性がある。

それら内野をカバーできる選手で、打撃が期待できる選手が補強対象になってくる。

そんな日本ハムに勧めるのが渡辺(明治大)だ。

渡辺はサード・ショートを守る選手で、打率の高いアベレージヒッターだ。

3年秋は.364、4年春は.327と打率3割以上を継続していて、4年秋の現時点(10/8)では.467まで上がりリーグトップの打率になっている。

三振数の少なさ、選球眼の良さも魅力で大学生内野手の中ではトップクラスのアベレージヒッターだろう。

セカンドの経験は無いが、サードからショートへコンバートした守備も段々安定してきていて、セカンドも守れる可能性は十分にある。

渡辺を獲得することで内野陣の競争・レベルアップも図れそうだ。

ドラフトでは中位指名以降で残っていれば、指名して欲しい。

 

オリックスバファローズ

①笹川 晃平(外野手・東京ガス

オリックス吉田正頼りの打線になっていて、この現状を変えていかないことには上位進出も難しくなってくるだろう。

だが2軍を見てもなかなかそこまで打てる選手がおらず、今年のドラフトで補強ポイントになっている。

対象としては吉田と並んで打てるスラッガータイプで、年齢も吉田と同世代の野手が欲しいところだ。

そんなオリックス笹川(東京ガス)が合っていると思われる。

笹川は今年の社会人外野手の中ではトップクラスのパワーヒッターで、大学時代には東都リーグで通算12本の本塁打も放った生粋のスラッガーだ。

東京ガス就職後も本塁打を打つパワーは衰えず、4番打者を任されている。

バットコントロールも良く、打率も高いし打撃面でここまで良い選手はなかなかいないだろう。

守備的にはプロだとレフトかライトになりそうだが、オリックスなら吉田正・笹川で外野の両翼を守る形がつくれるし、指名に問題は無い。

打撃力アップにはうってつけの選手といえるだろう。

3位指名辺りから狙っていって欲しい選手だ。

 

②妹尾 克哉(遊撃手・香川オリーブガイナーズ

オリックスのショートは安達(30)だが、今年は打撃成績が下がりあまり満足な結果を得られなかった。

来年以降も安達を起用していくことに問題は無いと思うが、30歳を超えてきてそろそろ後継者の準備が必要になってくる。

ショートを守れる選手としては大城や白崎などがいるが、彼らもセカンドやサードを守ることが多くショートの後継者となると、現状まだでてきてない状態だ。

そんなオリックスに独立の妹尾を勧める。

妹尾は四国ILの選手だが、年齢はまだ20歳と若く高卒2年目と同様だ。

四国ILの今年の打撃成績は打率.356で首位打者になっていて、独立リーグの選手の中ではトップクラスの打撃ができている選手だ。

ショートの守備も動きが良く身体能力抜群で、まだ若いことからこれからの成長も期待できる。

安達の後継者争いに是非加えたい選手で、下位指名で指名して欲しい。

 

千葉ロッテマリーンズ

①山下 航汰(外野手・健大高崎

ロッテは他球団と比べても本塁打数が極端に少なく、球場の関係もさることながら長打を打てる選手がかなり少なくなっている。

現状だと井上(29)しか2桁本塁打に載っておらず、他にも本塁打を期待できる選手を獲得したいところだ。

角中や荻野がそろそろ世代交代を考える年齢になってきてるので、彼らの後継者としても今のうちから準備しておくべきだろう。

そんなロッテに勧めるのが山下だ。

山下は高校通算75本で生粋のスラッガータイプで、特に打撃のタイミングの取り方が上手く、ボールを引きつけてから無理のないスイングになっていて、自然体でホームランを打てているのが特徴的だ。

ホームランを打とうとして打つのではなく、自然とホームランを打てるようなタイプで、他の高校生スラッガーと比べても特徴的な打撃になっている。

そしてスラッガータイプにしては珍しく足も速いので、走塁で長打を狙うこともできるし打撃面全般の能力が高い。

守備はファーストとレフトだが、足の速さを考えて育て方次第ではライトも任せられるようになるだろう。

角中の後継者に相応しい選手と言えそうだ。

中位指名以降で残っていれば、是非指名して欲しい。

 

②平尾 奎太(投手・Honda鈴鹿

ロッテのリリーフ事情は苦しく、増田・内・松永が主力として投げているが、その他のリリーフが今シーズンはあまり良い結果を残せなかった。

リリーフ陣の年齢も30代が増えてきており、そろそろ若い投手が出てこないと苦しくなってくるだろう。

今年抑えを任された内が来年34歳ということを考えても、ドラフトで即戦力のリリーフを獲得するのは必須になってくる。

そんなロッテに勧めるのが平尾だ。

平尾は最速145kmの左腕だが、188cmと長身で腕が長く角度のある投球が武器になっている。

球速がやや物足りないかもしれないが、テイクバック小さく出所を隠せるフォームで成瀬に似たタイプだ。

高低だけでなく横の使い方も上手く、直球とチェンジアップの緩急を使った投球で上手く打ち取る投球ができる。

こういったタイミングを外すタイプがリリーフにいると、継投面でもバリエーションが出て良い影響が出てくるだろう。

1年目からリリーフで活躍できる即戦力候補として、下位指名までに残っていれば指名して欲しい。

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

①頓宮 裕真(捕手・亜細亜大)

楽天はチームの平均得点がリーグ最下位で打撃力が全体的に不足している。

チームで本塁打20本以上打てている打者はアマダーしかおらず、打率は.280以上が島内のみという状態で打撃面でチームを引っ張れるタイプが出てきていない。

ルーキーの岩見が2軍で結果を残しているが、まだ1軍では結果を残せず来年も1軍に上がってくる保証はなく、岩見のみに期待するのは不安だ。

投手陣が比較的安定しているので、ここは強力な打撃力のある野手を獲得するべきだろう。

その楽天に勧めるのが頓宮だ。

頓宮は今年の大学生野手トップの長打力のある打者で、4年春にはリーグ戦で5本の本塁打を打つなど、持ち前の長打力を存分に発揮した。

東都リーグでここまで打てる打者は珍しく、大型な体格に見合ったパワーを持っている。

岩見と比べても三振数はそこまで多くなく、大学時代での確実性は頓宮の方が上だろう。

気になるのが守備位置だが、捕手としての技術は疑問符がつくところで、ファーストになる可能性はありそうだ。

だが楽天のファーストは現在銀次と今江が併用されていて、固定起用されている選手がいないので、ここに頓宮が入るのは問題無いだろう。

活躍すれば主軸を任せ、楽天の打撃底上げに貢献する選手になる可能性は十分ある。

守備の観点からおそらく中位指名以降まで残っていると思うが、そうなっていたら是非楽天に指名してもらいたい。

 

②米倉 貫太(投手・埼玉栄

楽天の先発成績は悪くないが、どうしても則本・岸頼みになってるのは否めない。

3番手以降の投手がまだ安定せず、若手に藤平や古川がいてローテに入ってきているものの、岸の後継者となるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

高校生投手の育成に定評のある楽天なので、有望な投手がいれば今年も是非獲得しに行くべきだろう。

そんな楽天に勧めるのが米倉だ。

米倉は最速146kmの右腕で、癖の少ないとても綺麗なフォームで投げる点がスカウトから評価されている。

癖の少なさから直球の球威が球速以上に感じられ、まだまだ伸びる余地のある高素材だ。

3年になってなかなか結果が伴わなかったが、素材の良さはどの球団のスカウトも認めるところで、プロでもしっかりと育てていけば大きく飛躍できる可能性を持っているだろう。

岸の後継者として獲得し、3年後にはエース格として投げてるような成長を期待したい。

素材の良さを考えたら、下位指名までに残っていたら是非指名して欲しい。

 

 

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