データで語るドラフト・育成論

プロ野球ニュース解説、ドラフト候補紹介、野球関連の持論・考察・寸評などを記事にしています。

【ドラフト2018】林 晃汰(内・智弁和歌山)についての1000文字考察

f:id:hamanontan:20180827201707p:plain

林 晃汰(はやし こうた)

181cm 87kg

右投左打

守備位置:三塁手

3年夏の甲子園成績

1回戦 vs近江

位置 打数 得点 安打 打点 三振 四死 犠打 盗塁 失策 本塁
(三) 3 0 1 0 2 2 0 0 0 0 見三 四球 空三 右安 四球

 

選手としての特徴

今年の高校生野手の中では注目のスラッガー

スイングスピードが速く、根尾・藤原以上とのスカウト評もある

打球の勢いが他の高校生野手と大きく違い、高校時代の筒香級だ

大舞台では打ち損じや三振が多いため、確実性については課題があるが、高校通算49本塁打スラッガーとしての素質は十分に見せている

三塁守備はとりたてて良いとは言えないが、守備範囲が割と広く無難にこなす

 

管理人から見た進路と将来

サードのスラッガーはプロでも割と不足しがちなポジションで、筒香中田翔・中村剛のようなスラッガーが欲しい球団は多いだろう。

そういった球団から見ると林はなかなか魅力的な選手だと思うし、上位指名もあり得る。

ただ打撃面ではやはり粗さが気になるところで、育成にはそれなりに時間が必要だ。

1年目は2軍でほぼフル出場で起用し、プロの打撃を磨く期間になるだろう。ここで本塁打を2桁・OPS.700以上の成績が残せると、将来スラッガーとして期待できる成績と言えるだろう。

2年目以降は2軍の中でも突出した成績を残せることが大事になってくる。特に打率や三振数などの改善が求められそうだ。

将来的にスラッガーとして活躍できるようになるには、弱点が少ない打撃が求められるし、確実性が重要になってくるだろう。

3年目以降から1軍出場機会が増えてくるだろうが、筒香中田翔が本格的にホームランバッターとして結果を残し始めたのが5年目からと考えると、林も1軍活躍はそのぐらいになるかもしれない。

将来的には1軍で中軸を打てて、年20本以上のホームランをコンスタントに打てるような打者が理想的だろう。

筒香中田翔に匹敵する打者へ成長するのが楽しみな打者だ。

 

www.hamanontan-baseball.com

【スポンサーリンク】