データで語るドラフト・育成論

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【ドラフト2016】吉澤一翔(三塁手・大阪桐蔭)

プロフィール

吉澤 一翔(よしざわ かずと)


大阪桐蔭 吉澤一翔・ホームラン(大商大高戦/2015秋季大阪府大会・5回戦)


大阪桐蔭 吉澤一翔・ファインプレー!!(滋賀学園戦/2015秋季近畿地区大会・決勝)

生年月日:1998年 5月29日

172cm 75kg

右投右打

大阪府出身

データ

・15年秋 近畿大会成績

4試合 15打数 7安打 2四球 2三振 1盗塁

打率.467 出塁率.529 長打率.600 OPS1.129

・15年秋 神宮大会成績

2試合 10打数 1安打 0四球 1三振 0盗塁

打率.100 出塁率.100 長打率.200 OPS.300

 

近畿大会では毎試合安打で高打率を記録し、3番打者としての仕事を果たしていました。

バットコントロールとパンチ力には定評があり、実力通りの結果を残したと言えそうです。

神宮大会ではあまり結果を残せませんでしたが、2試合では好不調の状態もあるでしょう。

大阪桐蔭は1番中山、2番永廣という高打率の打者が揃っていますが、その2人と比べると吉澤はチャンスで打つ打撃ができる役割を果たしています。

 

走攻守考察

打撃フォームはパワーヒッター向きで、安定したフォームでヘッドスピードを効かしたスイングができています。

外角の球をバランスを崩さずに引っ張れていて、長打を打てるゾーンが広いです。

2年生で春のセンバツに出場して長打を打って結果を残していますし、パワーは十分にあるでしょう。

公式戦の成績を見るとまだそこまで本塁打は多くないですが、冬にしっかり力をつけてくれば3年では長打を量産できる打者になると思います。

走塁面はあまり注目されていませんが、特に悪い評価も無いので無難なところなのでしょう。

サードを守っていますが、打球反応が良く守備範囲も広いです。

2年時はファーストを守っていましたが、こちらも打球反応が良かったので、もともと守備のセンスはある選手ですね。

近畿大会・神宮大会では無失策で、安定感もでてきています。

 

将来性・タイプ

打撃も守備も安定感のある選手で、基本がしっかりしてますから今後もどんどん伸びていく選手でしょう。

現時点ではパワーヒッターとしては物足りない印象で、歴代の大阪桐蔭スラッガー達に比べたらまだまだ力不足ですが、それでも今後の取り組み方次第ではこれからそういう選手になれることも可能だと思います。

パンチ力ある右のサードは需要が高いと思いますし、プロのスカウトが素材型として見込めばしっかり育ててもらえるでしょう。

 

ドラフト指名予想

現時点では下位指名か大学・社会人行きとなりそうです。

ただチーム事情に合致する球団があれば中位での指名もあり得るでしょう。

サードはやはりパンチ力が求められるので、春・夏にしっかり長打を打って結果を残せれば、プロのスカウトからも好印象を得られると思います。

守備が安定してるのは強みですし、打撃がしっかりできれば高校生サードの中ではトップクラスの評価になるでしょう。

 

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