データで語るドラフト・育成論

プロ野球のドラフト候補についての話、プロ入り後の育成についての話を中心に書いていきます。

【ドラフト2016】加藤 拓也(投手・慶應大)

プロフィール

加藤 拓也(かとう たくや)

【2016年ドラフト候補】 加藤拓也 投手 (慶應義塾大学) 《2015年 春季リーグ》

生年月日:1994年12月31日

175cm 88kg

右投右打

最速 153km

東京都出身 慶應高ー慶応大

データ

3年時東京六大学リーグ戦成績

20試合 8勝3敗 74回2/3 防御率1.81 WHIP1.23 K/BB1.56

被安打率5.67 奪三振率8.44 与四球率5.42

 

三嶋(DeNA)の3年時東京六大学リーグ戦成績

16試合 1勝4敗 56回 防御率2.57 WHIP1.27 K/BB2.32

被安打率7.88 奪三振率8.20 与四球率3.54

 

加藤投手の3年時は防御率1点台と6大学でもトップクラスの成績を残しています。

秋のリーグ戦では防御率1.19でリーグトップの防御率ですし、153kmの速球でこれだけ抑えることができるのはプロからも注目されていることは間違いないでしょう。

防御率が低い理由としては被安打率の低さと奪三振率の高さですね。

加藤投手の球を打者がなかなか捉えられていないことが分かります。

ただし与四球率が5以上で、これは制球難と言わざるを得ない数値です。

打者からしてみたら、荒れ球で捉えられないという表現が正しいかもしれません。

過去に加藤投手と同じく速球派の投手で三嶋投手(DeNA)がいましたが、彼と比較してみると現時点では加藤投手の方が内容的に良いですね。

被安打率や奪三振率が三嶋投手と比較してみてもかなり良く、三嶋投手よりも力のある球を投げることができていると言えるでしょう。

ただし与四球率が三嶋投手と比較してみても悪いので、三嶋投手がプロで制球面でやや苦しんでいるところを見ると、加藤投手は改善しないとプロで三嶋投手以上に苦しむことになるでしょう。

 

投球考察

投球フォームはセットポジションから左足を大きく上げて、身体全体を使って上から振り下ろす力強い投球です。

テイクバックが小さく球の出どころを分かりづらくしていて、このフォームから常時140km後半の直球を投げれてますから、打者の体感的には150kmをゆうに超えているかもしれません。

投球内容もやはりストレートの主体で、力で押していく投球になってます。

変化球はスライダーやスプリットを織り交ぜていますが、決め球として使っているわけでは無さそうです。

緩急使えるようになると投球の幅がもっと広がるため、チェンジアップ系の球を習得していった方が良いかもしれません。

制球はやはりバラつきますね。低めに決まる時もありますが、高めにいく割合が多いです。

大学レベルでは高めの球でも空振りをとれていますが、プロを目指すとなると改善しなければならないでしょう。

 

将来性・タイプ

速球派の中でも被安打率が低く本当に力のある球を投げれているため、制球が安定してくればプロでも十分活躍できる素質を持っていると思います。

中継ぎなら即戦力の力を持っているでしょう。

先発起用だと球種を増やして緩急を使える投球ができないと厳しいかもしれません。

プロでは150kmの球を投げれる投手は普通にいますし、打者も当然対策がされています。

なので中継ぎのように短いイニング限定ならともかく、先発なら何打席立っても捉えさせないよう色々と投球を変化させていく必要が出てきます。

 そのため現時点では中継ぎ向きと言えそうです。

 

ドラフト指名予想

現状だとドラフト上位~中位指名されるでしょう。

中継ぎなら開幕1軍もあり得ますし、即戦力として見ている球団は多いと思います。

先発か中継ぎか迷っているよりも、早めに自分の役割を見つけて専念させる方が良いでしょう。

三嶋投手は4年で投球内容が飛躍的に改善しましたし、同じタイプの加藤投手も4年で更に投球内容が良くなる可能性があると思います。

 

 

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